（味噌　その４）

○　「本気盛　コク辛味噌」（マルちゃん）

　本気と書いて「マジ」。男らしさが漂うネーミングです。

　たしかにこのカップの形状としてはかなり本気さを感じさせます。あとは味ですね。辛味噌に「コク」が加わりました。何がパワーアップしたのか。とても楽しみです。

　お湯を入れて３分。蓋を開けると味噌と唐辛子が混ざった美味しそうな香りがしてきました。

　まずはスープを一口。単なる辛味噌と違って気持ち的に味が深いような。味噌の味わいに加えて辛さもパワーアップしていますね。

　具は挽肉、キャベツ、キクラゲ、赤ピーマン、長ネギの５種類。特にキャベツの甘さと挽肉の味わいが良い感じですね。

　麺はスナック麺タイプを幅広にしたような感じ。うどん麺ほど出はないのですが大きめです。この麺、スープの味を吸ってくれるのでとても美味しく感じます。

　味と良い量と良いまさに本気を感じさせる一品。個人的にはスープの量が多いバージョンが出て欲しいですね。もう少しスープを味わいたいです。

　○　「凄麺　ねぎみその逸品」（ヤマダイ）

　凄麺シリーズの一つ。見た目からしてかなり美味しそうですね。

　シャキシャキ食感のねぎとコクのある濃厚な味噌スープがウリの一品。はたして、どれほどのものだろう。かなり期待してお湯を入れました。

　５分後、液体スープとおろしニンニクを入れると食欲をそそる香りが鼻一杯に入ってきました。

　まずはスープを一口。コクのある味噌とニンニクがとても美味しいですね。特に味噌の味が絶品、舌の上で味わえるような感じです。

　具は長ネギのみ。しかし、その長ネギが美味しいです。シャキシャキとしていてとても甘い。他の具は必要ないですね。

　麺はノンフライの太麺です。ツルツルとした舌触り、コシもしっかりとしていて、素直に美味しいなと思いますね。

　余計な具や仕掛けはありませんが、地味に美味しいと思える一品。まさに逸品と語るにふさわしいと感じました。

○　「ラ王　みそ」（日清）

　生麺タイプのパイオニア。それが日清のラ王です。

　もう１５周年も経つのですね。このラーメンが発売された時の衝撃は今でも忘れません。ただ、最近はすっかり食べなくなりましたが・・・。

　そんな昔の思い出を顧みるためにお湯を注いで麺をほぐし、スープを入れてお湯を注ぎました。ちょっと大変。

　まずはスープを一口。味噌の濃厚な味わいとニンニクの風味が混ざってとても美味しいですね。ラードも良い感じに入っています。

　具は挽肉、キャベツ、コーン、ニンジン、焦がしニンニク、長ネギの６種類。特に焦がしニンニクと挽肉の味わいが最高ですね。スープとピッタリです。

　麺は生麺タイプのややちぢれ麺。やはり美味しいですね。このツルツルとした食感。コシの感じなど申し分ないです。

　無理して定食屋のまずいラーメンを食べるのならこれを食べた方が良い。そんなことを思わせる一品です。

○　「みそ鉄」（マルちゃん）

　蓋に書いてある「濃厚味噌×五種の野菜×豚バラ」というのが気になりますね。

　そして、なんといってもＪＡＳマークの上級です。上級というのは具だくさんという意味。この器の大きさでどれだけ具だくさんなのか。

　お湯を入れて５分。ニンニクと味噌の合わさった香りが良いですね。本当に食欲をそそります。

　まずはスープを一口。コクのあるスープですね。スープの中に旨みのカプセルがあるのかと思うくらい。ニンニクの主張も良い感じです。

　具は豚肉、キャベツ、ニンジン、タケノコ、シイタケ、モヤシ、長ネギの７種類。レトルトということで抜群の美味しさです。

　麺は平型のややちぢれ麺。思ったよりも柔らかめなのですが、平型の麺ということでスープがよく絡みます。良い味わいです。

　レトルトの具を入れることによってスープが冷めてしまうこと以外はとても素晴らしい一品。まさに本格的といったところでしょうか。

○　「大吉　コーン入り辛みそ」（エースコック）

　おみくじでお馴染みの大吉。そのコーン入り辛みそバージョンです。しかも、冬季限定パッケージとなっております。

　まずはおみくじ。これって本当に当たりません。何度も何度も・・・・・軽く１００食は食べているのに一度も当たりません。

　お湯を入れて３分。液体スープをいれると味噌の良い香りがしてきました。そして、唐辛子の香りも。

　まずはスープを一口。割とあっさりとした感じがある中、辛味の味噌が良い味をだしていますね。素直に美味しいと感じます。

　具はコーン、キャベツ、長ネギの３種類。ウリのコーンは割と多めに入っています。辛みその中で甘いコーンの存在はとても大きいです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。若干、柔らかめなのですが、許容範囲内。まあまあ美味しくいただけます。

　正統派の辛くて美味しい味噌ラーメン。味に裏切られたくないと思った時にお薦めの一品。あとはおみくじが当たるのをただただ祈るだけです。

○　「名店仕込み　すみれ」（日清）

　札幌ラーメンといえば味噌ラーメン。その味噌ラーメンの美味しい店と道内外で評判なのが「すみれ」。

　漢字で書くと「純連」って書くのですよね。この店には実際に行ったことありますが、濃厚で熱いスープが特徴となっています。

　カップ麺ではたしてどこまで似させることが出来ているのか。ワクワクしながらお湯を入れました。

　お湯を入れて４分。粉末スープと液体スープを入れると味噌のとても良い香りがしてきました。そして、見た目はかなりコッテリですね。

　このラーメンの特徴である脂の多いスープをいただきます。濃厚な味噌スープ。見た目のコッテリが気にならないくらいの美味しさ。スープの熱さも健在です。

　具は挽肉、タケノコ、タマネギ、長ネギの４種類。特に挽肉とタケノコがスープに良い影響を与えていますね。一緒にいただくとメチャウマです。

　麺はノンフライタイプのややちぢれ麺。たまご入り麺のように黄色の特徴も再現されていますね。

　まさに札幌ラーメンの代表的な一品を忠実に再現しているといっても過言ではありません。店になかなか行けない方にお薦めの一品です。

○　「わかめラーメン　ねぎ・辛みそ」（エースコック）

　ロングセラーのわかめラーメン。そのねぎ・辛みそバージョンです。

　このカップ麺のウリはとにかくわかめ。まともな具が無かった時代にわかめは画期的な具でしたからね。

　そのＤＮＡをきちんと引き継いで新しい味として登場したのがこれです。今まで大人しめな味といった感じだったのですが、今回は辛みそ。どんな味なのか楽しみです。

　お湯を入れて３分。蓋を開けるとわかめの良い香りが漂ってきました。その中に液体スープを投入。辛そうなスープの誕生です。

　まずはスープを一口いただきます。割とあっさりとしたスープで辛さはまあまあですね。塩加減も丁度良いし美味しいと思います。

　具はワカメ、ゴマ、長ネギの３種類。特にワカメはタップリと入っていてとても美味しいです。長ネギも白髪タイプとノーマルタイプの２種類あります。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。カップ麺の原点といえる麺。可もなく不可もなくまあこんなものでしょう。

　今まで大人しかったわかめラーメンにやんちゃ坊主が登場といった感じの一品。心と身体が冷え切った時にお薦めです。

○　「麺の達人　濃厚香り野菜みそ」（日清）

　強ごし太ちぢれ麺がウリのカップ麺。とにかく生麺と同じ食感をウリとしているのですが、見逃してはいけないものがあります。

　それはスープの方。濃厚香り野菜みそですからね。野菜の旨味がタップリ詰まったスープなのでしょう。などと一人で勝手に想像してお湯を入れました。

　４分後、蓋を開けて液体スープを注ぎます。するととても食欲をそそる味噌の香りがしてきました。

　まずはスープを一口。味噌の味も良い感じなのですが、スープの中に染みこんだコクのあるエキス。なんとも表現しがたいくらい美味しいですね。

　具は挽肉、キャベツ、ニンジン、コーン、長ネギの５種類。それぞれが細かいのですが、細かい割には味わいがありますね。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。この麺、なんといってもコシの強さが違います。まるで生麺と豪語するのが理解出来ますよ。本当に美味しいです。

　麺の達人という称号にピッタリの一品。麺の美味しさに加えてスープの美味しさも抜群です。味噌ラーメン好きの人は見逃さないでください。

○　「みそらーめん」（十勝新津製麺）

　自信満々の社長の顔。そして、北海道産のもやし、ねぎ、玉葱を使用しているということが蓋に書いてあります。

　郷土愛と自信にみなぎった味噌ラーメン。ここまでくると食べるのが楽しみで仕方ありません。今までにない期待感でお湯を入れました。

　４分後、液体スープとレトルト具材を入れると味噌と肉の混ざった食欲をそそる香りがしてきました。

　まずはスープを一口いただきます。コクのある味噌スープ。ニンニクに頼るスープが多い中、出汁の良さを活かしていますね。ツウ好みの美味しさです。

　具は挽肉、モヤシ、タマネギ、長ネギの４種類。レトルトの挽肉の味わい深さに加えて野菜のシャキシャキ感は素晴らしいです。

　麺はノンフライのややストレート麺。なんといってもコシの強さはカップ麺の中でもトップクラス。食べていて素直に美味しいと思えます。

　大手メーカーじゃないから。そんな理由で食べなかったら大損です。美味しいカップ麺を食べたかったらこの一品も食べて欲しい。ホント、そう思わせます。

○　「ＧｏｏＴａ　濃厚味噌」（日清）

　カップ麺なのに豪華絢爛。蓋を見ているとそんな気がしてきました。

　そして、ＪＡＳマークの上級品。ということは具の量が多いのですよ。濃厚スープも魅力的。どのくらい美味しいのか本当に楽しみですね。

　お湯を入れて４分。別途お湯で温めていたレトルト具材と蓋の上で温めていた液体スープを入れると完成。

　まずはスープを一口いただきます。濃厚なスープに豆板醤がピリリと効いていますね。ゴマの風味も抜群。ラーメンというより中華料理といった感じです。

　具は挽肉、キャベツ、キクラゲ、ニンジン、タマネギの５種類。レトルトの肉の美味しさとタップリの野菜のシャキシャキ感がとても良いですね。

　麺はノンフライのややちぢれ麺。モチモチしているのに加えてスープとよく絡むので本音で美味しいなと思います。

　ピリッとした辛さに加えて濃厚なスープ。そして充実した具の数々。どれを取っても文句なしの一品。正直、美味しかったです。

（味噌 その４）

（味噌　その４）